薬を使わない精神科医/みやじっちのメンタルセラピー
薬を使わない精神科医/みやじっちのメンタルセラピー

2012年

5月

28日

「DreamCraft(ドリームクラフト):尾上さん&平田さん」インタビュー

「自分を解放する」ことで、自分も、他人との関係も変わる

尾上さん(左) 平田さん(右)
尾上さん(左) 平田さん(右)

10年前にアートセラピーを学ぶ学校にて出会った尾上さんと平田さん。お互いのビジョンが一致し、平成15年に有限会社DreamCraft(ドリームクラフト)を設立。アートセラピーの普及・啓蒙活動を中心に、USTREMA(ユーストリーム)では宮島賢也とのコラボレーションで「薬を使わず治すうつ」のコンテンツ配信を行っています。そんなお二方にお話を伺いました。

「箱庭」は、心の在り方や人間関係を映し出す鏡

そもそも箱庭療法とは、どのような事をするのでしょうか?

 

尾上さん:アートセラピーとは表現療法で、箱庭というのはアートセラピーの手法のひとつなのです。砂を敷いた箱の中に、人形や家、動物、木などを使って、自分の世界を作り出します。そこには作った人のストーリーがあるわけですが、箱庭を見ながら、その世界感について、その時の気持ちなどを話し合います。

 

箱庭で使う人形ですが、玩具としては一風変わったモノを使っています。一般に販売している玩具のヒーロー物などのキャラクターは、それ自体にメッセージが込められているので、心理的に何かを描写したり投影するとき、邪魔になったりするんです。ですから、このように能面のような人形が適切なんです。

 

表現は自由です。人によっては、何も置かずに砂だけで、山を作ったり、模様を描いたりされますよ。

平田さん:まずは箱に手を入れて砂に触れることから始めます。砂遊びをした幼少期が基本なんです。その時代に経験したことで心が形成されるんですね。大人になっても砂に触れ、五感に訴えることで、心を癒すことができると思います。

尾上さん:セラピーでは「枠(=箱)」が実は大事な意味を持っているんです。海辺など砂がどこまでも広がっているという状態だと、不安な心理状態になったりするんですね。それを枠で囲ってあげることで「守られている」という安心の感覚を得られたりするんです。当社で扱っている箱庭のサイズは、国際標準よりもだいぶ小さいんです。3分の一程度でしょうか。大きい方がいい、という評価もありますが、実は広すぎて使い難いんですよ(笑)。

 

話を引き出すきっかけ作りなんです。たとえば最初に置いたアイテムと、いろいろ悩んだ末に置いたアイテムとでは意味が違います。「なぜそうしたか」をお聞きするうち、思考過程で選択の基準があることが分かります。また、そのストーリーをお聞きするうちに、ご自身の立場やあり方が明らかになるわけです。

 

箱庭の良さは、ご相談者ご自身もカウンセラーも同じものを見ながら話を進めることができる、というところです。単に言葉だけで進めるセラピーだけですと、さっき話したことを忘れてしまったりしますが、物があるわけですから、「私がここにコレを置いたのは、そういう意味だった」と、確認することができるんです。

 

お客さまはお子さんが多いのだろうと思っていたんですが...?

 

尾上さん:全然違いますね

 

平田さん:お子さんの問題でいらっしゃる場合でも、実はお子さんに対する大人たちの対応が非常に大切なんです。それによってお子さんが良くもなり、悪くもなる。親たちと箱庭を媒介にメンタルな部分をお話したり聞いたりすることで、お子さんとの対応が全く変わってくるので、一遍に関係が良い方向へ向かったりするんですよ

 

尾上さん:ほとんどの場合、子どもはもともと「病気がある」のではありません。成長過程で教育や環境の中で縛られて不自由になっていく。そして大人になる、というプロセスかなと思うんです。そして不自由になっている親が子どもを見て、「自由闊達に動くのが異常だ」とか「この子は集中力がない」「落ち着きがない」などと捉えて、それを「病気だ」と思いこんでしまうわけです。

 

もしかすると親御さんの方がそれに対して耐えられない何かが自分の中にあるんじゃないか、ということに気がつかないでいるんですよね。ですから「お子さんに異常があるのでは?」と、お子さんの問題で訪れる方に対応する場合、多くはお子さんではなく、それを見ている親御さんの方に何らかのことをして差し上げた方が効果的だったりします。

「箱庭」を通して自分自身を客観的に捉えことで、問題が改善される

平田さん:人のことは客観的に見ることができますよね。でも自分のことは本当に解り難い。「客観的に見る」ということが非常に大事なんです。箱庭療法は、自分の内面を外に出していくことで、客観的な物事として捉えることができる。「今、自分はこんな状態なんだ」と距離間を持って見ることができるんですね。それをすることで自分の中の整理が上手くできていくんですよ。

 

「お子さんの問題」や「ご主人の問題」などでご相談に来られて、実際にお話ししていく中で、ご自身の内にも「こんな事があったんだ」と気がつく。そしてお子さんやご主人との関係が変わっていく。ですから、どの切り口でも、いろんな方法で心やコミュニケーションを改善していくことができると思います

身体は心の状態をも映し出す

平田さん:箱庭とアートセラピーを何年間かやってきて気付いたことは、「心はダイレクトに身体に表れる」ということなんです。

 

足の裏には臓器とつながっている「反射区」というものがあります。人の身体の全身機能が反射区に投影されることから、足裏の「反射区」、いわゆるツボを刺激する「リフレクソロジー」を始めました。

 

リフレ(リフレクソロジー)は皆さんとても簡単に受け入れてくださいます。「心が病んでいる」というと、人に隠してしまったり、自身でも受け止められなかったりするんですが、「身体が疲れたからリフレに行く」というのは、簡単に受けられるんですよね。足裏リフレを受けていただく最中にいろいろな悩みをお話してくださる。心の中のモノを発散させるんですね。身体からの刺激で心が変わっていく。リフレは身体に溜まった老廃物を外に出すという効果がありますが、同時に心も揉みほぐしていただく、というわけです。

今のお話の逆なんですが、マッサージや指圧を職業としている人たちは、お客様の悩みを聞くことも多いので、カウンセリングを勉強したい、という方がと多いとお聞きしました。

 

尾上さん:当社はリフレクソロジー初級プロ養成講座と同時にセラピストに特化したメンタリスト養成コースも用意しています。マッサージ・指圧だけでなく、ネイルやエステなど対面でサービスをご提供する方々がメンタリスト養成コースを学びに来られるケースが増えてきていますね。

「感情を外に出す」=「自分を解放する」こと

◎人は身体がほぐれてくると、心もリラックスして、話す気持ちにもなりますよね。

 

平田さん:「感情を表現する」と言いますが、「今の気持ちはどんな気持ち?」と聞かれても、なかなか上手く伝えられないですよね。感情を外に出すというのは、とても難しいことだと思います。外に出せない感情を内に押し込んでいくうちにどんどん溜まっていく。そうして溜まったものが、耐えきれずパーンと爆発してしまうんですね。私たちは、そうならないように予防することを一番大切に思っています。「どうガス抜きしていくか」「どう上手く外に出していくか」という方法については、人によって異なります。その人にとってのやりやすい方法があると思うんです。足裏リフレで「気持ち良い」とか、話すことで「涙が出てくる」とか。

 

私がやっているリフレは台湾式で、しっかりと圧が入るものなので、身体が疲れていると痛いんです。それでも男性の方などはぎゅ~っと我慢するんです。「痛いと声をあげていいんですよ」と言うんですが、なかなか声が出ない。ウツの患者さんもご来店されますが、声を出すことや「痛い」とか「辛い」今の自分の状態を表現する言葉がなかなか出てこないんです。でも「痛いでしょう?今の痛いはずですよ」と言うと、「ああ、言っていいんだ」と、そこからいろいろな言葉が自然と出るようになるんです。

自己改善力で自身を癒す

◎「箱庭療法」と聞くと、心理テストを想像して、どうしても少し気後れしていましたが、お話をお伺いして「もっと気軽に体験してほしい」と感じました。

 

平田さん:そうなんです。老廃物は毎日溜まりますし、身体も心も疲れます。そんな時、病院に行って薬に頼るのではなく、自分の力で治す「自己改善力」をつけて欲しいです。

 

尾上さん:宮島先生もよくおっしゃっていますが、自己改善力があるのに、それを使わないで薬に頼るのは、むしろ自己改善力を弱くしているから「もったいない」です。

 

平田さん:足を揉んで疲れを取る足裏リフレや、箱庭で心もスッキリしていただく、どちらも自己改善の方法なんです。

 

 

DreamCraft(ドリームクラフト)では、箱庭やボードゲームなどを教材として取り扱っており、各種セラピー、足裏リフレの講座も用意しています。また、より専門的なカウンセラーを目指している人たちに、パーソナルゾーンを意識した空間「一坪カフェ」をご提案、同時に一坪カフェミーティングというメンタルワークショップも開催しています。

「心の問題」や「人間関係での悩み」などが深刻な現在、「自分の内から答えを見つける作業のお手伝い」をしている尾上さん、平田さんの活動は、とても意義深いと感じました。そしてお二人のこんなに素晴らしい活動を、もっと多くの人に知ってもらいたいと思います。

 

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  • 「薬を使わず治すうつ」精神科医のみやじっち先生とコラボ番組配信中。
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みやじっちからメッセージ

ドリームクラフトさんでは、毎月第一月曜の20時30分ごろから21時ごろまでユーストリームで「薬を使わず治すうつ」を平田さんとの対談で配信させてもらっています。配信にしてもらう平田さんのリフレクソロジーも最高です。

 

対談のなかで質問に応えてます。ご質問のある方は、こちらにメール下さい。

yorozu@dreamcraft.tv

 

子供に病気があるんじゃなく、親御さんの心配が子供で現実化しているのを臨床の現場で実感しています。

 

悪い子なんて、いないんです。悪い親もいない。

 

先ずは自分を無条件の愛で満たしましょ。

溢れる愛を周りにもお裾分け。

愛と感謝のデモクラティックな家族が増えますように。

笑顔に溢れる社会になりますように。

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